警告!!
 
      この物語には 読者に不快感を与える要素が含まれています!
        読んで気分を害された方は、直ちに撤退してください!
 
 
 
この物語はフィクションであり、現実に存在する全ての人物・団体・事件・民族・理念・思想・宗教・学問等とは一切関係ありません。
現実と虚構の区別がつかない人は、以下の文を読まずに直ちに撤退してください。
 
この物語は 十八歳未満の読者には不適切な表現が含まれています。何かの間違いでこの文を読んでいる十八歳未満の方は、直ちに撤退してください。
 
なお、エロス描写に関して峯田はど素人です。未熟拙劣をお許しください。
 
ジャンル的には 現代・ファンタジー・アイテム・鬼畜・微弱電波・近親・ロリ・洗脳・孕ませ・ハーレム ものではないかと思われます。
以上の属性に拒絶反応が出る方は、お読みにならないことをお勧めします。
 
作品中に 所々寒いギャグが含まれておりますが、峯田作品の仕様であります。ご勘弁ください。
 
 
この物語は T.C様 【ラグナロック】様 難でも家様 きのとはじめ氏 のご支援ご協力を受けて完成いたしました。感謝いたします。
 
 

 
 
 
 
                   『ソウルブリーダー 〜無免許版〜 その9』
 
 
 
 
 
俺の名は与渡大輔。17歳。
一見ごく普通の高校二年生に見えるだろうが、実は悪魔と手を組んで独立国家建設を企んでいたりする。
ちなみに建国の理由は、ハーレムを合法的に建設し運営する為だ。
 
相棒のへっぽこ悪魔によると、俺は100人ぐらい子供を作らないといけないらしい。
親戚一同も、100人とはいかずとも最低限20人は作って欲しがっている。
俺個人としてはハーレム自体は割とどうでも良いのだが、俺の第一夫人が俺の後宮(ハーレム)を勝手に造り始めてしまったのだから仕方が無い。
俺の恋人で婚約者で実質上の妻である由香‥実の妹なんだが‥は何故か俺にハーレムを持たせようとしているのだ。
 
 
 
さて、日曜の午後に炎天下を歩き回って金策して回っていた俺だが、粗方終わったところで由香から帰れコールが来た。
我が愛しの妹が言うには、由香と母さんの二人はとっくの昔に買い物を済ませて俺を待っているのだそうだ。
 
と、ゆうことなので急いで帰って来たわけだが‥
何故か我が家の玄関は固く閉じられている。
 
 
鍵を使っても開かない。こりゃ内側でカンヌキ掛けてるな。
仕方がねぇな。ベルを鳴らしてみよう。
 
 
おーい、由香。にいちゃん今帰ったぞー 開けてくれー
 
 
「おかえりお兄ちゃん」
 
ただいま。 ‥いや、開けてくれないと、にいちゃんお家に入れないんじゃがのー。
 
「今から開けるけど、お兄ちゃんは三つ数えてから入ってね」
 
なんじゃいそりゃ。
 
「いいから、言われたとおり数えて」
 
 
はいはい。数えれば良いんだろ。
ガチャリと音を立てて、玄関の戸を押さえていたカンヌキが外される。   1  2  3   ‥もう良いだろう。
 
 
そして、扉を開けて背後に見えない悪魔を引き連れてたまま我が家の玄関に入った俺が見たものは
 
「「お帰りなさいませ、ご主人様」」
 
上がり口に三つ指ついて平伏する、母さんと由香の姿だった。
 
 
 
 
 
どさ と音を立てて、土産と漢方薬を入れた買い物袋が玄関の床に落ちる。
 
 
「支配者よ。通行人が近づいて来るぞ。見られたくなければ、ドアを閉めたほうが良い」
 
何秒か固まっていた俺だが、サタえもんの警告に性能低めな俺の脳味噌もなんとか動けるようになった。
慌てて玄関の扉を閉める。
 
 
「‥あれ? お兄ちゃん、ひょっとして退いてる?」
 
ええ。ばっちり退きました。
何をやってるんだよ二人とも。
 
「御免なさい。でも、母さん一度やってみたかったのよ」
 
ううむ。悪いけど俺の趣味じゃないなあ。
三つ指ついてお出迎えよりも、ハグしてくれるほうがよっぽど嬉しい。
 
 
とゆうわけで、口直しに二人に抱きしめて貰う。勿論「おかえりなさい」のキスも二人分だ。
 
うーむ‥ キスって一度に一人としか出来ないのが難点だなあ。
仕方が無いので、由香とキスしているときは母さんを、母さんとキスしているときは由香をそれぞれ愛撫してあげることにしよう。
 
 
「駄目よ‥こんな所じゃ」
 
うんうん。それじゃ早速寝室に行こうか。 え? リビングが良いって?
 
母さんと由香を半ば抱えるようにして、両手に花と浮かれながらリビングに入ると‥
何故かそこには見知らぬ女の人が居て、ソファに座っておりました。
 
誰ですか? この人は。
 
年のころは20代前半、体格体型は普通‥いや、やや細めかな? 腰のあたりまで届くだろう、烏の濡れ羽色の見事な黒髪の持ち主だ。
顔立ちはお人形さん系だな。百合恵がフランス人形なら、この人は日本人形だ。修学旅行で京都に行った時に見た、実物大人形のようだ。
 
なんせ着ているものが和服、しかも振袖じゃからのう。
黒地に緑と紫と白で蛍袋の花を染め抜いた、上品な色柄の中振袖だ。京友禅、しかもかなりの上物と見た。いや、俺は和服に詳しくないから間違っているかもしれんがのー。
 
 
さてと、説明お願いしますよ。母さん。
身に纏う雰囲気からして、名の有る家のお嬢さんのようですが。
 
 
とりあえず座るように促されたので 俺はテーブルを挟んでソファに座る見知らぬ女の人‥いや、どこかで見た気もするが思い出せない‥と真向かいの席に座る。
母さんはお客さんの隣に。由香は俺の足元に横座りで座り、俺の腿の上に頭を載せている。
 
なお、サタえもんは席を外している。物置に引きこもって新薬の調合中だ。
販売ルートが確立したから、今後は色々な薬を作って売り捌くのだそうだ。
 
お腹がスッキリする薬(整腸作用)、身体が温まる薬(冷え性改善、風邪予防)、胃が落ち着く薬(胃薬)、疲れた目の治り易くなる奈落ニンジンエキス(視力改善薬)、腰痛に良く効く入浴剤(鎮痛と軟骨の補修)‥などなど、多彩な品揃えを目指す と張り切っている。
 
何故にここまでサタえもんが人体に精通しているかと言うと、魔界にも人間が住んでいるからなのだそうだ。
魂取り扱いの免許を取り上げられてから、サタえもんは主に薬の行商で家族を養っていたのだが、顧客の少なくない割合を魔界在住の人間族が占めていたので、自然と人体の構造にも詳しくなったのだそうだ。
 
そうか。魔界って生身の人間が住めるのか。
まあ地上でも南極以外のあらゆる土地に住んでるけどな、人類。
 
 
 
むさくるしい悪魔のことは置いとくとして‥用事が出来れば呼び付ければ済むことだし。
 
ねえ母さん。この人は一体誰ですか? 俺達三人の事情を知っているようだから、与渡家の関係者だとは思うけど。
 
 
「こちらは末森市子(すえもりいちこ)さん。貴方の許妾(いいなずけ)よ」
 
許嫁(いいなずけ)ねえ‥ って、何ですかそれは。初耳ですよマイマザー!?
 
「本当は大輔が18歳になってから紹介するつもりだったの」
 
はあ。つまり俺には内緒の婚約者ですか。
‥って、母さんとしては由香か沙希ねぇを俺の嫁さんにするつもりじゃなかったっけ?
 
 
「ええ。母さんは、由香を大輔の理想のお嫁さん ‥の候補に育てたつもりよ」
 
まあ、我が妹ながら 理想とゆうか想像を絶するぐらいに良い嫁さんですがのー。
 
 
あ、今唐突に思い出した。
末森さん所の三女が確か市子さんって名前だったよな。
 
末森家も我が一族と付き合いがある家だ。
俺個人から見れば、元お隣さんの犬塚さん所や道場通いしていた佳夜原さんの所ほどには親しくはないが、法事やら新年会やらでは必ず顔を会わせる仲だ。
市子さんが東京の女子高に進学してからは、市子さんとは会っていない筈だが。
そうか、あれからもう8年にもなるのか。
 
 
「市子さんは貴方のお妾さんなのよ、大輔。貴方が生まれた時から、決まっているの」
 
またもや爆弾発言ですよ。
いったい幾つ言葉の爆弾を持っているのだろうか、母さんは?
 
 
 
 
 
さて、与渡家の一族が持つ宿命と危機感。そして俺と由香だけは宿命を背負っていない新種であることは、前に話したと思う。
 
この新種をいかに残すか が一族にとっての一大事なわけだが‥四年前には「由香を当て馬にして俺を焚き付けたところに他の女をあてがい、孕ませよう」とゆう計画が練られていたりした訳だ。
 
事の是非をとやかく言う気はないが、腹立つな。畜生。
 
 
まあ、首謀者の父さんが死んだこともあって『本人に内緒でハーレム形成』計画は頓挫したわけだが‥ 
考えてみると、俺が「ハーレム欲しい」と言いもしないうちに妹が勝手にハーレム作り出したのは、父さんの影響かもしれん。
 
 
で、市子さんは俺が生まれた時点で選ばれた、お妾さんなのだそうだ。四年前の計画でも、俺との子作り候補者の一人だったとか。
‥なんか頭痛くなってきたな。
お妾さんてことは、側室とか愛人とか二号さんとか、そんなやつだよな。
 
市子さん。アンタ本当に良いのか? お妾さんって、結局は日陰者だろ?
『親が決めた婚約者』でも充分時代錯誤なのに、何で二号さんにならなきゃいかんのだ?
 
 
「お言葉ではございますが、大輔様。日陰の花には日陰の花の価値が有ります」
 
そうかな。籍も入れれないし、式も挙げれない。
それ以前に、市子さんだって好きな男の一人ぐらい居るだろうに。
好きな男と一緒に暮らせない人生って、寂し過ぎやしないかい?
 
「与渡家あってこその末森家。覚悟は出来ております」
 
覚悟ときたか。
 
 
そこまでして縁を作らにゃならんのか。難儀な話じゃのう。
結局は家と家との問題なんだな。
 
「末森家と宗家の繋がりを深めることが、私の役目。どうかお傍に置いてくださいませ」
 
 
結局、この人もあいつと‥名城親子を虐めていた木っ端役人と同類か。与渡家に媚びを売る為なら手段を選ばないんだな。
市子さんは俺を見ている訳じゃない。
彼女にとっては、俺は与渡家の権益にアクセスできる端末でしかないのだ。彼女自身が、末森家への窓口でしかないように。 
 
正直な話、虫唾が走る。
何が悲しくて好きでもない、しかも向こうも好きで来てる訳じゃない女を抱かなきゃならんのだ。
 
 
でも、断ることは出来ないんだよなあ。
断ったらお家騒動間違いなし。末森家はまず間違いなく屋台骨傾くし、下手すりゃ死人が出かねない。
 
妾に差し出した娘を受け取って貰えない ってことは、末森家全体を信用していないと公言するも同然だからな。
俺がここで断っても、一族の大人達が寄って集って話を纏めてしまうだろう。
 
 
しかし、『お妾さん』を寄越してくるとゆうことは 俺ん家で昨夜起きた出来事‥由香と母さんが俺のハーレムに入ったことが、本家にばれてるってことか? 
どこで情報が漏れたのやら。
 
考えるまでもないか。母さんだ。
 
そういや母さんに口止めするの忘れてましたよ。
母さんは 自分が息子の奴隷妻になって子作りに励むことは、世間一般はともかく与渡一族は諸手を上げて歓迎するべき事だと思っている。
その認識は正しい。
少なくとも親族や関係者の幹部の過半数は、この事態を歓迎するだろう。
 
 
で、何人ぐらいに話したんですか? 母さん。
 
「何人‥て、二人だけよ。大輔のお妾さんになって欲しい人のうち、二人にしか話してないわ」
 
母さんが言うには、俺の子を孕むまでは本家に報告したくないのだそうだ。
ぬか喜びよりは事後承諾の方が良い とゆうことらしい。俺との子供なら実質不妊症状態の母さんも孕める可能性が高いが、絶対と言い切れる程高くもないんだよな。
だから秘密を守れると見込んだ、特に口の堅い二人にしか話していないそうだ。
 
それは良かった。このまま黙っておいて下さい。
少なくとも安定期に入ってお腹が膨らみ始めるまでは、誰にも話さないで欲しいです。
 
 
 
お妾さんが一人押し掛けてきただけでも、頭が痛くて堪らない。
誰であろうと、他の人物からの干渉は出来る限り避けたい。少なくとも沙希ねぇを口説き落して味方に付けるまでは。
 
情けない話だが、俺の政治力とゆうか交渉能力では一族の大人達や関連企業の幹部には全く敵わない。良い様に丸め込まれてしまうのがオチだ。
 
種馬として飼われる生活も悪くはないかもしれんが、しかしそれを人生と呼んで良いものだろうか? 
ベッドの上でのお遊びならともかく、リアルの人生を誰かの家畜として暮らすのは御免だ。
 
実の妹と母を奴隷やペットにしているくせに とか言わないように。あれはあくまでも『ごっこ』だ。
プレイだからこそ倒錯は楽しいわけであって、本気でやっている訳じゃない。
 
恋人とペットごっこをすることとペットに欲情することは、根本的に違う。
それとも何か? いくら可愛いからといって、雌の柴犬で起つか? 俺は無理だ。
 
 
とまあ、そうゆうわけで 俺の自我を守る為には、一族全体を抑える手腕‥つまり沙希ねぇが必要なのだ。
源一郎爺さん亡き後の与渡家が揺らいでいないのは、婆さんの人望と沙希ねぇの才と器があればこそ。
もし沙希ねぇが普通の女の子だったり病弱なままだったりしたら、今頃は与渡一族関係者同士で壮絶な内部抗争が繰り広げられていてもおかしくない。
 
異変を嗅ぎつけた連中が動き始める前に、なんとかして沙希ねぇを落さねばならん。
その為の資金稼ぎだ。金で機動力を確保すれば、サタえもんの道具もより有効に活用できるからな。
 
 
 
わかりましたよ。由香と母さんが望むなら、受け入れるよ。
 
「ええと、大輔は市子さんをお妾さんとして認める とゆうことで良いの?」 
 
構いませんよ。
当分の間、俺と俺のハーレムについて誰にも‥親兄弟にも話さないことが条件だけど。
 
俺のハーレムはまだ出来たてだ。運営方針の基本も定まっていない今の時期に、他人に手出しも口出しもされたくない。
 
それと、抱くのは母さんが孕んでからだ。俺の最初の子供を産むのは母さんだからね。
 
「‥分かったわ。母さん市子さんのためにも頑張るから、大輔も協力してね」
 
 
頬を染めて頷く母さんを由香は俺の膝の上に頭を置いたまま見上げ「わたしのことも可愛がってくれなきゃやだよー」と不平を洩らす。
 
そんな妹の頭に手を伸ばし、髪を撫でてやる。
心配するな、妹よ。お前を可愛がらない理由がどこにある。
 
 
しかし、前々から気になっていたんだが‥
妹よ。何故にお前はハーレムを容認どころか推進しているのだ? いや、母さんを引き入れたのは俺だし、沙希ねぇとの重婚もある程度は理解できる。
その昔の、おままごとの中では当然のようにやってたことだしな。
 
しかし、殆ど面識なし‥由香は市子さんと会ったことが無い筈だ‥の人物をお妾さんやら愛人やらに迎えてしまって良いのか? 
 
「うん」
 
‥まあ、そりゃ良いからこそ認めているんだろうが、にいちゃんはもう一つ納得できませんよ。
好きな男は独占しておきたいものじゃないのか?
俺は、お前を他の男なんかに触らせたくないぞ? それこそ指一本だって触らせてやるもんか。
お前は俺を、にいちゃんを独占しておきたくはないのか?
 
「うーんとねえ‥なんて言ったらいいのかなぁ」
 
うんうん。是非とも訳を聞かせてくれ、妹よ。
でないと俺は「自分は独占する価値もない存在なんじゃないか」とゆう疑惑に囚われてしまうからな。
 
 
 
 
 
さて、我が愛しの妹が言うには‥ 妹は俺の下半身について全く信用していないのだそうだ。
男とゆうか雄の本能に人格を求める気は全くない と言い切られてしまいましたよ。
 
そりゃないよマイシスター。確かに男の下半身に人格は無いけど、上半身にはちゃんと人格あるんだからさ。
 
「うん。それはわかってるよー」
 
本当か? 俺は見境い無しに発情している訳ではないし、手当たり次第にハーレム拡張する気もないんだが‥そこのところを理解しておいでですか妹よ。
 
「じゃあ、お兄ちゃんは誰が欲しいの? 由香と沙希ちゃんとお母さん以外で」
 
そんなこと言われたら、ついつい身近な美女と美少女たちを思い浮かべてしまうなぁ。
 
虎美や綾子やくぬぎさんたち‥演劇部の皆さんや担任の斎藤先生や麗子さん、そして妹の同級生の皆さんの顔が脳裏に浮んでは消えていく。
ううむ、我ながら守備範囲広すぎな気がするのぅ。俺はここまで節操なしであったのか。
 
 
いや待て。だから何故ハーレムを拡大させる。
由香、お前は俺が他の女といちゃいちゃしていて平気なのか?
それは困るぞ。
 
嫉妬心が強すぎるのは困りものだが、嫉妬されないとゆうのは更に困る。
ぶっちゃけた話‥ なんでお妾さんが来て平気なんだよお前は
なんでいつものように妬きもちやいてくれないんだよう
 
由香、なんとか言ってくれ。
俺には妬きもち焼く価値もないのか?
 
 
妹はカーペットの敷かれた床から、猫のよーに四つん這いでソファの上に上がってきた。
そのまま俺の首に手を回して、抱きついてくる。
 
「あのね、お兄ちゃん。由香は妬きもちやきだけど、みさかい無しに妬いてるわけじゃないの。 由香はね、お兄ちゃんの気持ちが動いてなければ、しっとなんてしないもん」
 
妹が言うには 先日、このリビングで見せた怒髪天を突かんばかりの怒りは、俺の態度とゆうか俺と浮気相手(母さん)の雰囲気がまるで恋人同士のように甘やかだったから思わず嫉妬心が大噴火してしまったのだそうだ。
つまり由香の嫉妬心は、俺の浮気心とか裏切り行為とかに対して発現するものであって、親や親族が勝手に決めたお妾さんが来たからといって、由香がやきもちやく理由にはならないのだそうだ。
 
うーむ、なるほど。
俺の気持ちが動いてない以上、市子さんは由香にとって歯牙にもかからない存在なのか。
言われてみれば、いくら俺でも由香が使ったバ○ブとかに嫉妬はしないよなあ。いや妹が○イブ持っているかどうかは知らんが。
 
うん。押し掛け女房ならぬ押し掛け妾に対して動じてない理由は分かった。しかしハーレムを作ろうとする理由は何なんだ?
 
 
「だって、由香じゃお兄ちゃんを独り占めできないから‥」
 
何を言うか妹よ。
できるよ、とゆうかにいちゃんはお前にメロメロですよ?
お前さえ傍に居てくれるのなら、ハーレムなんか要らんわい。
 
「俺としては約束を守って欲しいな、支配者よ。たとえ口約束でもな」
 
‥いきなり出てくるんじゃねえよ。手前ぇを呼んだ憶えはないぞ、この糞悪魔。
 
「いやなに、調合で使うから砂糖を分けて貰いに来たのだが、なにやら興味深い話題が耳に入ったのでな」
 
いかにも悪魔的な厭らしい笑みを浮かべた黒タイツの怪人は、食堂から台所に入って調味料の棚を漁り始めた。
おーい、砂糖と塩は上の戸棚に買い置きがあるから、袋ごと持っていって構わんぞー。
 
 
「どうしたの? おにいちゃん」
 
なんでもない。気にせず話を続けてくれ妹よ。
 
 
 
「そう言ってもらえるのは嬉しいけど‥ お兄ちゃんは良くても、他の人が納得しないよ」
 
他の人?
 
「例えば沙希ちゃんとか」
 
「母さんも納得しないわよ」
 
‥はい。それは重々承知しております。か‥いや美香も沙希ねぇも俺の妻です。決定事項です。
 
しかし、何故この二人は沙希ねぇが俺のハーレムに入るものと疑問の余地もなく考えているのだろうか?
そこのところ、どうよ? 何故にそこまで自信が持てるのかのう。
はっきり言って、沙希ねぇを口説き落す方法なんて思いつかないのだが。
 
あの? 母さん、そんな目で息子とゆうか夫を見ないで欲しいのですが。
 
 
「‥ねえ、由香ちゃん。お兄ちゃんは冗談で言ってるの?」
 
「ううん、天然。だからタチ悪いの」
 
母娘で何ひそひそ話しておいでですかマイワイフズ。
 
「こっちの話。お兄ちゃんは気にしなくていいよ」
 
むう。そんなこと言われると気になるではないか。
 
 
 
で、話を纏めると 由香は自分一人で俺を独占することは不可能だと思い込んでいるらしい。
まあ、母さん始め与渡一族の大人達は子孫繁栄を望んでいるし、一族の関係者には非嫡出子でも良いから与渡家との血縁が欲しいとゆう意見の持ち主も居るし、俺の相棒の悪魔もハーレム作れと五月蝿いし‥
確かに、他の女を寄せ付けないとゆーのは難しいかもしれん。
 
そこで我が妹の考え出した秘策が「独占できないなら、せめて管理しよう」とゆう案な訳だ。
 
 
「これなら、知らないうちにお兄ちゃんを盗られる心配ないもんね」
 
うーむ‥ 理屈は解るけど、納得し難いなあ。
俺がお前の立場なら、全世界の男を皆殺しにしてでもお前を独り占めしてしまうぞ 妹よ?
 
「お兄ちゃんて、本当にわがままなんだね」
 
「そうね。普通なら、正妻の許可貰ったら喜んでハーレム作ってるわね」
 
なんとでも言いなさい。俺は愚者なりの確信を持って生きたいのだ。
それが「自分の国を持つ」とゆうことなのだ。多分。
 
何故に俺の独占を諦めているのか、もう一つ納得いかないのだが‥
由香と母さんは「そのうち分かる」としか言わんのじゃよ。二人とも、何を隠し事しているのだろうか?
 
 
 
 
そう言えば、もう一人お妾さん候補が居るとか言ってましたね。その人はいつ来るのかな?
 
「その人も近いうちに紹介するわ」
 
ふーん。まあどうでも良いけどね。
 
「えへへ〜 光流(ひかる)ちゃんと優見(ゆうみ)ちゃんは、週末あたりにお泊り会するから、その時にね」
 
待て。何度も言うようだが、勝手に他所様の娘さんしかも中学生を俺のハーレムに入れるんじゃない。
 
「勝手に決めてなんかないよ。二人ともお兄ちゃんなら その‥『初めて』をあげちゃってもいいって‥」
 
妹は、赤面して恥ずかしげに口篭ってしまう。
 
むう。そんなこと言われると、意識してしまうなあ。
ボーイッシュながらもまろやか味を感じさせる光流ちゃんと、一見クールビューティー系ながら実は人懐っこい優見ちゃんが、そんなことを‥
前々から好意は持たれていると思っていたが、まさかそんな話になっているとはな。
話半分としても、相当に美味しい状況のような気がする。
 
うむむむむ。なんだか妄想が止めもなく湧いてきましたよ!?
セーラー服のままとかパジャマの上だけとかブルマ姿の女子中学生たちを、好きなように玩んでしまう妄想が湧き出してくる。
 
本来中学生は守備範囲外だが、なぁにファール球だって捕らえてしまえばアウトが取れるのだ。
青田刈りもまた良し! 二人とも、由香に負けないくらいの美少女だしな。
身も心も蕩けるまで、他の男なんぞ目に入らなくなるまで可愛がってあげたい。
可憐な美少女を組み敷いて、犯して、喘がせて、歓喜のなかで愛奴の誓いを立てさせてしまいたい。
 
 
「お兄ちゃんの、もうこんなになってる‥」
 
妄想に煽られてすっかり大きくなってしまった俺の分身を、由香はスラックスの上から撫で回す。
すまん由香、俺が悪かった。謝るからあまり強く刺激しないでくれ。それ以上弄られると暴発しそうだ。
 
「話振ったのは由香だもん。怒ったりしないよ。‥でも、洩らしちゃダメだよ」
 
そう言いながら由香はジッパーを降ろして下着の布地をかき分け、俺の肉棒をさらけ出す。
 
「この中につまってるせーし(精子)は、お母さんのおなか(子宮)に注いであげて」
 
と、無邪気な笑みを浮かべた我が妹は俺の陰嚢を‥玉ではなくその横にある精嚢の方を細い指先で優しく摘み、コリコリと刺激する。
俺が由香の体の隅々まで解るように、由香も俺の体について手に取るように理解できるのだ。いやまあ、実際手に取られてるけど。
 
母さん。由香もこう言ってることだし、今日の種付け始めるよ。
 
「え? でも‥」
 
母さんの視線を追うと‥ ああ、まだ居たんだよね市子さん。
良いじゃないか。どのみち母さんが孕むまではお妾さんには種付けできないんだし。
そこで見学していて貰うさ。
 
「お母さんはやくぅ 前戯は由香にまかせていいからぁ」
 
俺は母さんに手を差し伸べ、手招きする。
 
 
おいで、美香。
 
「は、はい あなた。今参ります」
 
母さんはいそいそと服を脱いで、今日新調したガーター付きの黒い下着姿を俺の目の前で披露してくれた。
 
うん。さすがだね。色気と品位が両立できてる。
気に入ったよ、その下着。
 
 
おやおや、新品の下着がもうぐっしょぐしょじゃないか。
 
俺が下着姿で目の前に立っている母さんの股間に手を伸ばし、薄い布地ごしに熱く潤んだ秘所を軽く嬲ると
 
「‥あぁんっ」
 
母さんはそれだけで軽く逝ってしまった。
敏感過ぎるのも考え物だな。
由香相手になら寸止めも手加減も出来るのだが‥ 母さんが相手だとどうも勘が狂う。
ふむ。センス(感覚)が頼りにならない以上、経験を積むしかないか。
 
とゆうわけで、余韻から醒めたのならコレを咥えてくれないかな? 母さん。
俺の肉棒は、由香や沙希ねぇを気持ち良くしてあげる義務を持ってるからね。
でもまだまだ未熟だから、母さんのテクニックで鍛えて欲しいんだ。
 
「き、鍛える って か、母さんどうしたらいいの?」
 
難しく考える必要なし。母さんのココで俺を気持ち良くしてくれれば良いんだよ。
 
 
小振りだけど程よく熟している腰から、濡れて肌にへばりつく黒い布をひっぺがす。
さあ、そのまま腰を落として‥そうそう。
俺のはちきれそうな分身を、下のお口で呑み込んでおくれ。
俺を気持ち良くして欲しいんだ。そうしてくれたら、ご褒美に俺の子種を注いであげるからね。母さん。
 
 
 
 
 
まあそんなわけで、本日とゆうか今朝から数えて二回目のえっちなのですが‥
早くも陥落しそうです。情けないぞ、俺。
 
 
多少は慣れたけど、やっぱり母さんの中は気持ち良さ過ぎる。
物の本によると、母さんは「ミミズ千匹」とゆういわゆる名器の代表格であるらしい。
要は膣内へ入ってきた逸物を細かい肉襞が絡み付いてにゅるにゅると蠢いて気持ち良くしてくれる訳だ。
 
これでも母さんは手加減しているんだけどね。
ストッキングとガーターベルトだけになった母さんが騎乗位で俺の上に跨っているんだが、本気で動かれたら一分も持ちません。
母さんが腰を動かす度にDカップの乳がゆさゆさと揺れて、見てると嬉しい光景だが落ち着いて楽しむ余裕がない。
 
ごめん、もう出ちゃうよ。母さん。
とゆうかもう出ている。
音が聞こえそうな勢いで、俺の精液が母さんのなかに迸り出ている。
 
 
「あんっ」とか喘ぎながら射精を受けていた母さんは、上気した頬を俺の頬に摺り寄せて
 
「我慢しなくていいのよ。大輔の好きなときに出してね」
 
と甘く囁いた。由香も負けじと反対の頬に頬擦りしながら
 
「そうだよ。我慢しなくていいの。ううん、お兄ちゃんは我慢なんかしちゃいけないの。由香の為に4年も我慢してくれたんだもん」
 
と 言った。
 
 
ん? つまり俺は お前以外の女の為に我慢なんかしてやるな と言いたいのかな? 妹よ。
 
「うん。由香はお兄ちゃんを独り占めできないけど、代わりにお兄ちゃんの一番にしてもらうの。良いでしょ?」
 
良いも何も、第一夫人はお前だろうが。今更何を言うか。  そうか。なんだか良く分からんが、由香はちゃんと嫉妬していたんだな。方向性が俺の想像を越えていただけだ。安心した。
 
 
だが、我慢はともかく鍛えないわけにはいかん。
早過ぎるとみっともないしのう。
 
「そう? 由香はお兄ちゃんの感度のいいおちん○ん、好きだけど」
 
ううむ。そう言われてみると、俺は由香と同じく感度が良過ぎるのかもしれん。兄妹なんだから遺伝子の四分の一は同じ筈だしな。
俺と由香は顔とか体型とか髪の質感とか、全然似とらんのじゃがのう‥ 指紋とか手相は割りと似ているのだが。
 
 
 
さて、母さんとの二回戦も終わったことだし次は由香に種付けするか。本当に孕ませる訳じゃないけどな。
完全に避妊してある以上、由香とのえっちは子作りではない。
 
どんな事でも、することは同じでも動機や状況が違えば過程も結果も違ってくるもんだ。
‥大して変わらないのかもしれないな。
母さんに中出しするのは幸せになって貰うため。由香に中出しするのは二人で幸せを味わうためだ。
 
うん。やはり大差ないような気がしてきた。
まあ良い。違おうが違うまいが、気にするような事ではない。今は由香をたっぷり可愛がってあげるのみ!
 
 
 
さあ妹よ。お前が俺の為に選んだ服を、じっくりと見せておくれ。
着ている姿も、脱いでいく様子もな。
 
 
 
由香が見せてくれた下着は、半ば透けて見える薄絹のスリップ、そして同じく薄絹のブラジャーとパンツでした。
両方とも半透明だから重なる部分は隠れているが、そうでない部分‥臍とかは透けて見えるのが堪らんな。
一見清楚に見えるが、奥に潜んだ青い色気が独特の魅力を感じさせてくれる。
 
「どう? 気に入ってくれた?」
 
凄く気に入った。
とゆうか妹よ。お前はにいちゃんをロリに目覚めさせるつもりですか?
 
 
「ね、母さんの言ったとおりでしょ」
 
と母さんが嬉しそうに由香に耳打ちする。この下着は母さんが見立ててくれたもののようじゃのー。
昨夜のブルマといい、由香も把握していない俺の嗜好をがっちり掴んでいるのだろうか、母さんは? 
 
うーむ、他所の家と違って『ある日帰ってきたら机の上にエロ本が分類して積んであった』とかゆうイベントは我が家ではなかったが‥今なら詰まれた奴の気持ちが少しだけ解る。
 
 
 
俺はソファに腰掛けて由香を膝の上に乗せ、ゆるゆると全身を愛撫することにした。
うむ。やはりシルクは手触りが違うなあ。
 
これは四年前の秘密の遊びで、幾度となく試した体位だ。
あのときは両親の‥とゆうか主に母さんの目を盗ん(だつもり)でやっていたことを、今は母さんに手伝って貰いながらやっているんだよなあ。
場所が同じなだけに、ちょっと感慨に耽ってしまう。
 
 
 
 
「やんっ‥ そんなにしたら パンツ汚れちゃうよぅ」
 
薄絹ごしに妹の秘裂を撫でていると、なにやら抗議されてしまった。
しかたないなあ では直接触ることにしよう。
 
シルクの触り心地を楽しみつつ、妹を半裸ならぬ七割裸ぐらいに剥いていく。
パンツは片足抜いて膝に引っ掛け、ブラは外さずに上にずらすだけに留める。スリップは‥これは外すしかないか。
 
 
全裸に限りなく近い半裸に剥いた由香を俺の膝の上に座らせて‥
右手はぴったり閉じた可愛い割れ目に、俺の肉棒を当てて緩やかにこすりつけ
左手は薄い胸をまさぐり、指で桜色の蕾を挟んで玩ぶ
口は耳元で愛の言葉を囁き、キスと甘噛みを繰り返す
 
こうなると、由香は俺のなすがままに喘ぎ、鳴いて、絶頂を迎えるしかない。
四年前もそうだったし、今は母さんが指と舌で俺達の股間に奉仕してくれているから、更に気持ち良い筈だ。
 
とゆうか母さん、あんまり俺のモノを刺激しないで下さい。先端部分は特に敏感なんだしさ。
由香の方は幾らでも弄って良いから。
 
「ひ、ひゃどいよ〜 ゆかにもひゃんとして‥ ぉしいよぅ」
 
分かった分かった。この我侭さんめ。
今入れてやるからな。
 
 
妹を組み敷いて、ゆっくりと貫く。
うを? 思わず呻き声が出てしまいそうな締め付けだ。狭苦しいのは相変わらずだが、益々柔らか味を増した膣肉が俺のものをくわえ込んで締め付けている。しかも、風呂の湯かなにかのような熱さだ。
 
由香、お前風邪引いてやしないか?
 
額に手を当ててみるが熱はなし。平熱だな。
 
 
「ふむ。妹コントローラーが逆操作されているな」
 
うわぁ、いきなり出てくるんじゃねえ このヘボ悪魔!
 
「ん。いやなに調合に使う月桂樹の葉と肉桂と重曹を分けて貰いに来ただけだ」
 
そうか。頑張れよ。
 
 
サタえもんが言うには、上記の材料を使うとインフルエンザにも効く風邪薬が作れるらしい。
それは最早風邪薬ではないと思うのだが、突っ込まないでおこう。
他にもドクダミ茶やら醤油やら玉子やら小豆やら蜂蜜やら生姜やら、悪魔は台所から色々なものを持ち出そうとしている。
聞けばこれも魔界薬の材料で、傷薬から強壮薬、防護薬に抵抗薬と様々な薬の材料になるのだそうだ。
 
 
で、逆操作ってことは 由香が俺の魔力を使って妹コントローラーを操り、自分のパラメータを弄ってるてことで良いのか?
 
「うむ。貴様の妹は無意識のうちに自分を『名器の持ち主』に改造しつつあるぞ、支配者よ」
 
名器? 確かに熱くてきつきつで気持ち良くはあるが‥
あ 思い出した。なんか初めてのときに由香の中の感触を「熱くて狭くて締まりが良い」と誉めたような気がする。
 
むう。今回も自業自得ですか、俺?
母さんの名器っぷりを誉めすぎたかもしれん。由香の対抗心と向上心を燃え上がらせてしまったようだ。
 
サタえもん。解決策はないのか?
 
「無意識でやっているから口で言って止まるものではない。説得は無理だ。コントローラーから魔力を流し込んで上書きも難しい。貴様は自分の魔力しか使えんが、貴様の妹は自前の魔力と貴様から借りた魔力を合わせて使えるからな」
 
おいおい打つ手なしかよ。
これから一生、俺は火傷しそうな想いをして由香を抱かねばならんのか?
 
「いや。実に簡単な手がある」
 
黒タイツの悪魔はそう言うとそのごつい顔に、なんとも嫌な笑みを浮かべてみせるのだった。
 
 
 
 
 
説得とゆうか、解熱はあっさり成功しました。
俺が由香の耳元で「こんなに熱いと俺の精子死んじゃうなぁ」と囁いて、証拠に由香の中に差し込んだ体温計を見せると、ヤバいくらいに熱くなっていた妹の蜜壷は熱っぽいぐらいの温度まで冷め、落ち着いた。
 
今は精々38度ぐらいかな。熱さを楽しめる温度だ。
ちなみに体温が高すぎると精子が死んでしまうとゆうのは本当だ。人体の細胞は42度を超えるとタンパク質が壊れてしまうのじゃよ。
 
 
「‥お、おにいちゃん」
 
ん? どーした妹よ。
 
「わ‥わたし、どう?  いい? わたしのなか、気持ちいい?」
 
良いに決まっているじゃないか。何度言わせる気だ。
 
「だぁ だっ‥て あぅっ‥ゆかの ちいさすぎ‥ 」
 
うむ。確かにお前の中は狭くて浅いから、俺のものが入りきれないが‥それが良いんじゃないか。
きつきつの幼い蜜壷が、精一杯頑張って受け入れてくれるいじらしさが堪らん。
 
 
熱も無事下がったので、俺は心置きなく妹を犯している。
リビングの絨毯の上で四つん這いになった由香の上に、まるで犬のよーに覆い被さって腰を動かしている。
 
 
 
今こそ断言しよう。俺はロリコンだ。
性的に未成熟な女の子を、犯して玩んでしまうことが好きな変態だ。
十代前半の、小さな女の子の細い腰にねじ込んで擦り立てて、無理矢理に肉の悦びを味合わせてしまうことに喜びを感じる鬼畜だ。
狭くて固い子宮に熱い精液を嫌とゆうほど流し込んで、逝かせてしまうことに幸せを感じる外道なんだ。
 
妹よ。どうしてくれる。
にいちゃんお前のせいでロリータ趣味に目覚めてしまったじゃないか。
こら。ぴくぴく痙攣してないで、ちゃんと返事をしなさい。
 
「ご、ごめんなひゃい おにひちゃん  ゆ、かがひぇきんにんっ とりゅから‥」
 
ああ。ちゃんと責任取れよ。
他所の女の子を襲ったりしないように、お前が俺の欲望を受け止めるんだぞ。良いな。
 
「ひゃい いつでも どこでもゆかを‥ おかしてくだひゃ‥いっ」
 
よく言った。では、出すぞ。
しっかり受け止めろよ。零したりしたら、倍の量注ぎ込んでやるからな。
 
 
 
 
最後の一滴を注ぎ込んでから三分後、ようやく余韻から醒めた妹の頬にキスをする。
 
「‥すごく、良かったよぅ」
 
そうか、そんなに良かったか。
しかしアレで逝ってしまうとは、マゾ趣味が進行してないか? 妹よ。
 
「お兄ちゃんだって、ノリノリだったくせにぃ」
 
まあな。興奮したことは確かだ。
繋がったままの下半身では、まだ固いままの俺の分身が由香の中で脈打っていたりする。
いかんな。言葉責めが癖になりそうだ。俺、サドの気があるのかもしれん。
 
 
 
さて、順番からすると 次は母さんかそれとも由香と母さんの二人一緒かな?
朝昼の飯が効いたのか体力にはまだ余裕がある。夕食の前にあと2〜3回は軽くできそうだ。
 
「わたし、もう少したたないとダメ。敏感になりすぎてるから‥」
 
そうか。じゃあしばらく休んでなさい。
母さんはどんなプレイが良い?
 
 
「そうね、せっかくだから市子さんの味見してみる?」
 
ん?   あー そういや帰ってなかったね。お妾さん。
末森さんのところのお嬢さんは、床に正座して身動ぎ一つせず見学中だ。
顔も体も動いてないが頬に仄かに朱が差しているので、興奮してはいるらしい。
 
正直な話、触手もとい食指が動かんなあ。
ほら。股間の分身なんか三秒で萎れてしまった。
 
「ダメだよお母さん。お兄ちゃんのおち○ちんはとっても繊細なんだから、変なこと言ったら直ぐにご機嫌ななめになっちゃうんだよ」
 
妹はくすくす笑いながら、縮んでしまった俺の分身を撫で回す。
む? なんか嫌な予感がする‥
なんとゆうか 嫌な所にギアが入った とでもいった感じの気配が、妹の小さな体から溢れ出ているのだ。
 
まさか、無敵モード発動ですか? 妹よ。
 
 
 
 
 
ああああ‥なんか俺を挟んだ二人の間で嫌な空気が漂ってますよ!?
 
「由香様。変なこととは、一体どうゆうことなのでしょうか」
 
目元が厳しくなった市子さんは頬を染めながらも、舌鋒鋭く追及してくる。対する妹は、余裕たっぷりの笑顔で
 
「分かってないの? お兄ちゃんはあなたになんか触りたくもない ってことだよ」
 
と挑発じみた返答を送る。
 
 
なんで修羅場になるかなー  とゆうか妹よ、いきなり喧嘩を売るんじゃありません。にいちゃんお前をそんな娘に育てた憶えはありませんよ?
 
「えー? 喧嘩売られてるのはわたしの方だよー」
 
いや、お前は市子さんがお妾さんになることを承知していたんじゃないのか?
嫉妬しているのならにいちゃん嬉しいが、なんだか主張の脈絡に疑問が湧いてくるぞ?
 
「わたしが認めたのは、この人を『呼び妻』にすることとお兄ちゃんの子供を産むことだけだもん。それ以外のことは認めてないもーん♪」
 
だから人を指差すんじゃありません。てゆうかなんだその『予備妻』とかゆうのは?
 
「『予備』じゃなくって『呼び』だよう。お兄ちゃんのハーレムの階級なの」
 
階級って‥ 俺が知らないうちにどんどん進んでますね。ハーレム建設計画。
 
 
 
 
妹が言うには、俺のハーレム構成員は五段階の階級に分かれるらしい。
 
第一の、最上位の階級が 由香・沙希ねぇ・母さんが属する『正妻』
ハーレムの女主人であり、他の構成員はみんな三人の正妻の部下とゆうか配下扱いになるんだそうだ。
 
第二階級が 正妻に次ぐ権利を持ち主人と同じ場所に住むことを許される『住み妻』
 
第三階級が 本人の好きなときに主人(俺のことらしい)に会いに来れる『通い妻』
 
第四階級が 主人や正妻が呼びつけない限り会いに来てはいけない『呼び妻』
 
第五階級が 呼びつけられることもなく、与えられた場所で主人を待ち続ける『待ち妻』
 
 
各階級はポイント制になっていて、第五階級なら1点。第四階級なら2点。第三階級は4点、第二階級は8点と点数が決まっている。
 
何のためのポイントかとゆうと、正妻の三名はそれぞれ同点までハーレムの構成員が持てることになっている。
例えば由香が親友二人を『呼び妻』に推挙した場合、母さんも沙希ねぇも同時に四点分の構成員(ハーレムメンバー)を決めることができるわけだ。
 
 
‥などと嬉々として画用紙いっぱいに画かれたピラミッド状組織図と別表の候補者一覧を見せる妹の前から、俺は思わず後ずさりしてしまった。
 
 
「あれ? お兄ちゃん、また退いてる?」
 
はい。退きました。
 
階級表も充分退くが、なんなんだよその異様に細かい人名リストは?! 俺の交友範囲にある女の子ほぼ全員入ってるじゃねえかっ! 
おまけに写真まで付いてるし。
 
てゆうか、リストには知らない名前の方が多いけど‥顔は知ってる娘さんが何人かいるな。
この娘は見覚えがある。隣校の文化祭でヴォーカルやってた娘さんだ。名前は知らないが結構好みだったんで人相覚えていたのだが‥
 
あ、あのー どうしてこの娘が候補になっているのでしょうか? 妹よ。
 
「ふふふっ 由香はお兄ちゃんのことなら何でも知ってるもーん♪」
 
答えになってねぇよ! とゆうか滅茶苦茶怖いぞお前!!
ううむ。どこで育て方間違えたのやら。
俺、とんでもない女を嫁さんにしてしまったのかもしれんのう‥ 
 
 
 
 
この身分制度は、由香が前々から温めていた案(プラン)を母さんが添削して本日の午後に定められたものなのだそうだ。
こんなものを延々考えていたとは‥ 我が妹は女王様願望でも有るのだろーか?
 
で、話を戻すと 由香は市子さんが近い将来俺の子を産むことと、その為に市子さんが呼ばれたらこの家に来れることの二つを認めたが、それ以外は何一つ認める気はないのだそうだ。
 
 
「そーゆーわけだから、納得いったら帰ってね。早ければ9月ぐらいには呼んであげるから」
 
まだ右の足首にシルクのパンツを引っ掛けたままの妹は、俺と市子さんの間に仁王立ちで立ちはだかっている。
ええい。止めんかはしたない。
 
俺が背後から抱きつき抱え上げると、由香は「きゃっ」とか悲鳴を上げた。
そのまま有無を言わせず抱えて下がり、ソファに腰掛ける。
まったくもう。恥ずかしくはないのか妹よ。
 
「だって〜」
 
だってじゃありません。それに見ろ、せっかく注いでやった俺の精子が零れているじゃないか。
言ったよな? 零したりしたら倍の量注ぎ込んでやるって。
 
「えー そんなに注がれたら由香のおなか(子宮)パンクしゃうよぅ♪」
 
などと言いつつも、由香は俺の分身を嬉々として受け入れてくれる。
現金極まりない俺の肉棒は、妹の股間から溢れて太腿を垂れ落ちる精液を見た瞬間に復活していたのだ。
 
そのまま妹の細い腰を貫いて揺すりたてて喘がせる。
が、途中で由香が「あまり感じさせないで」と訴えてきた。
なんでまたそんなことを言うのかな妹よ?
 
 
「だって‥ せっかくお兄ちゃんのせーえき注いでもらってるのに、感じすぎちゃうと感触がよくわからないんだもん」
 
むう。つまり正気の状態で膣内射精を味わいたい、とゆうことだな。
これまで10回程妹の子宮に注いできたけれど、大概が絶頂時かその前後だったからなあ。相性が良すぎるのも考えものだなあ。
分かった。今回は快感を抑える方向で行ってみよう。
 
 
 
 
 
とまあ、由香と市子さんの喧嘩とゆうか修羅場そっちのけで盛ってしまいました。
女二人の口論の最中に片方を押し倒してしまうとは、俺の煩悩は限度がないのだろーか。
 
ちなみに由香は俺に抱きついたまま、俺の分身を可愛い小股で咥えこんだままだ。
あ、母さんが困った顔をしている。
 
「貴方たち、仲が良いのはいいけど少しは周りのことも考えたら?」
 
いやその、二人の言い争いを止めるにはこうするしかなかったのですよマイマザー。
とりあえず由香を黙らせば収まるかな、と思いまして。実際収まったし。
 
「止める必要なんかないよー このままだとぜったい誤解したままだよー」
 
誤解? 誰が何を誤解していると言うのかな妹よ。
 
 
「そうね。母さんも誤解があると思うわ」
 
おや母さんまで。何の誤解があるとゆうのかのう。
 
 
「だってお兄ちゃん。放ってたらこの人、お兄ちゃんのお妾さんになれたって誤解したままだよ?」
 
ああ、そうゆうことか。
んー 俺としては市子さんが誤解したまんまでも一向に構わんのだが。
由香にとっては捨てて置けない事情なのかなあ?
 
 
「誤解とは、どうゆうことでしょうか?」
 
「はっきり言っちゃうとね、お兄ちゃんは貴女のことがだいっ嫌いなの。でも末森さんのとことモメるの嫌だから、とりあえずお妾さんの話を受けたことにしてるの」
 
おーい それは幾らなんでも言い過ぎだぞ妹よ。
市子さん顔真っ青になってるし。
 
「じゃあ、お兄ちゃん。この人とキスできる?」
 
だから人様を指差すんじゃありません。
 
「できるの? できないの? どっち?」
 
御免。無理です。
キス魔とゆうか口付けに関して並々ならぬ拘りを持つ男じゃからのう、俺。
俺は好きな女にしか口付けしたくない。俺の唇は、俺のことを好いてくれる奇特な女にしか触れさせたくないのだ。
 
なあ、由香。にいちゃん正直に答えたんだから、そんなに睨まないでくれ。
今夜の夢にハリセンボンが出てきたら困る。
 
 
 
「わ、私は大輔様をお慕い申し上げております。他の殿方のことなど、考えたこともありません!」
 
と、蒼白な顔を持ち上げて悲鳴のような訴えを起こす市子さんだが‥ おや? 市子さん、好きな男が居たんじゃなかったっけ?
いや、よくよく考えてみると「他に」好きな男が居るとは言ってなかったような気がするな。
と ゆうことは、市子さんが好きな男って‥もしかして俺?
 
 
「でも、今の今まで疑いもしてなかったんでしょ? お爺ちゃんたちに選ばれたから、自分はお妾さんになれるって。ずっと信じ込んでいたんでしょ?」
 
ああ、由香の奴また無敵モードに入ってやがる。立ち直り早いなオイ。
 
 
「私は大輔様のお側に居るために‥」
 
「ずうっと自分を磨いてきたんでしょ? お兄ちゃんのために体を鍛えて、身をりっして、いっぱい勉強して、お稽古事もがんばったのよね? ご苦労さま」 
 
すう と息を吸い込んで妹は言葉の攻撃を続ける。
 
「でもね、お兄ちゃんの心(はーと)は貴女のものにならないよ。1グラムだって傾かないもんね」
「何故だか解る? 解らないよね。だから嫌われるの」
「自分は優れた人間だ、だから人に好かれるべきだ。自分はあの人を愛している、だからあの人も自分を愛してくれている。ずうっとそう信じて‥疑いもせずにいたんでしょ?」
「貴女なんか、お兄ちゃんにとっては只の顔見知りなの。それも何年も会ってない、顔も忘れかけた顔見知りの癖に、何年かぶりに会っただけで、その日からお妾さんにしてもらえると思ってたんのよね」
「自分がお兄ちゃんの妾になりたいから、お兄ちゃんも受け入れてくれると考えてたんでしょ?」
「そんなの、自分の都合を押し付けているだけじゃない。他人を頭の中で勝手に恋人にしちゃうストーカーと、どこが違うの?」
「お兄ちゃんが嫌がっているのに、表面の言葉で受け入れられたからそれで満足しちゃったんでしょ? なにが「覚悟はできております」よ。 貴女、お兄ちゃんに断られる覚悟すらしてないじゃない。そんな人に、お兄ちゃんのモノになる資格なんてないもん」
 
勢いといい内容といい、とんでもない威力だ。これに比べれば百合恵の毒舌が線香花火に思えてくる。
 
「解った? 解ったならさっさと帰って。 あ、心配しなくても時期が来たらお兄ちゃんの子種だけは分けてあげるからね。病院に持って行って体外受精でもして貰えば?」
 
 
 
ぺし
 
勝ち誇る妹の頭を、平手で叩く。
 
「痛ぁい ‥なにするのよお兄ちゃん」
 
それはこっちの台詞だ。黙って聞いてりゃー好き放題言いおってからに。
 
 
「由香、悪くないもん ホントのこと言っただけだもーん」
 
小学生みたいな開き直りは止しなさい。お前の言い分を全否定はしないが、それにしたってもっと穏やかな言い様があるだろうに。
 
「そんなんじゃ通じないよー こうゆう勘違い女はげんじつってものを叩きつけられなきゃ何も解ろうとしないんだから」
 
随分と実感のこもった発言ですね。もしや、前にもこんなことをやった経験がお有りですか妹よ。
 
「えへへっ ないしょ♪」
 
間違いない。
この女(あまぁ)、今まで何遍もこーゆー修羅場を繰り返してきやがったな。
まさか 俺が17年もの間、彼女どころか浮いた話一つなかったのは‥こいつの妨害があったからではあるまいな?
 
‥んな訳ないか。
だとしたら由香が乳児だった頃から、俺がもてない君だった理由が説明つかんしのー。
由香の妨害があったとしても、いや多分あったのだろうが全く無駄な努力だ。食えない木の実を烏から守ろうとするようなものじゃよ。
 
 
さてと、気を取り直して説教再開だ。
14歳でこれだ。今のうちになんとかしておかないと、我が妹は将来言葉で人死に出しかねない。とゆうか現段階でも市子さん身投げしかねないくらい追い詰められてるし。
こいつの舌鋒は文字通り凶器になり得る。痴話喧嘩に使うには威力あり過ぎじゃよ。
 
 
あのな由香。
お前のやっていることは人格の否定だ。それは人としてやっちゃいけないことなんだ。
市子さんがお前の人格を否定したのなら、反撃として幾らでもやり返せば良い。だがそれ以外ではやっちゃいかん。
それともなにか、市子さんはお前を侮辱したのか? お前を軽んじたのか? お前を人として認めなかったのか? 違うだろ?
 
 
「‥だって わたし、許せなかったんだもん。 お兄ちゃんの気持ちも知らないくせに、お兄ちゃんのそばにいたがるなんて、許せなかったの」
 
うん。そうだな。俺が悪かった。
波風立てないように 誤解したままで良いや なんて思ったのが間違いだ。嫌なら嫌と言うべきだった。
 
俺、市子さんに嫌われてると思ってた。
家のために、好きな男を捨てて嫌いな男の所へ来る女だと思ったから、市子さんを嫌いになったんだ。
俺や本人の人格より、家同士の繋がりの方が大事な女に見えたから、嫌ったんだ。
 
「そんな‥ 私は身も心も大輔様のものでございます。たとえ大輔様が望まれなくとも。この思いに嘘はございません」
 
誤解があったんだよ。市子さんが嘘ついてるなんて、もう思ってやしないよ。
理由はどうあれ、市子さんが俺を好いてくれてるのは理解できたからね。
 
「勿体無いお言葉、有難うございます」
 
と 涙を拭う和服姿の美女に、妹は未だに不信感たっぷりな視線を送っているが‥ 俺はもう市子さんへの心理的な溝とゆうか壁を感じていない。
 
確かに、市子さんが俺に対して抱いている感情は錯覚なのかもしれん。親や周囲が植え付けた思い、身も蓋もない言い方をすれば洗脳の産物なのかもしれん。
だが、それを言い出したら俺と由香の関係だって似たようなものだ。
 
市子さんは俺や由香と同じ様に意識誘導を受けていたんだ。言わば俺と市子さんは同類なんだ。ただ、俺と由香は偶然に助けられて『真実の愛』を育むことが出来た。違いはそれだけだ。
 
俺と市子さんの間に『真実の愛』が育つかどうか、まだ解らないが‥焦る必要もなかろう。
人生は長い。俺のハーレムだって完成には何年もかかる。
市子さんとのことについて、じっくり考える余裕がある。このまま俺の愛人なりなんなりになるも良し、別の道を探すも良し。
いざとなったらサタえもんの薬もあるしな。何年か人生をロスしてもお釣りが来るはずだ。
 
 
 
母さん。母さんの言ってた誤解って、このことだったんだね。
でも俺が誤解していることに気付いてたなら、その時に言ってくれれば良かったのに。
そうすれば こんなややこしい事にならずに済んだかもしれん。
 
「どうかしら? 大輔のことだから、かえって意固地になってたかもしれないわ」
 
そんな事は‥あるかも。一族のお節介への反発心強いからなあ、俺。
まあ、母さんとしては 雨降って地固まる とゆうか、そうゆう効果を狙っていたのかもしれないが。
 
 
さてと、取りあえず理屈の上では納得いった。
市子さんを俺のお妾さんとして迎える覚悟もできたしな。
 
「‥宜しいのですか? 私のような不覚悟者で」
 
覚悟の無さなら俺も同罪だし。今更返品は効かないんだろ? それに、俺は好きになってくれた女を突き放す気もないしな。
 
「有難うございます。不束者ではございますが、どうか宜しくお願い致します」
 
正座したまま、和服姿の美女は深々と頭を下げる。
うむ。市子さんも無事了承してくれたし。あとの問題は由香だけだな。
 
 
「‥わたし?」
 
そうだ。 由香、市子さんに謝りなさい。
 
「嫌」
 
嫌 じゃありません。謝りなさい。
 
「だって、由香悪くないもん」
 
いいや、悪い。
理屈は間違ってないかもしれんが、やりかたが拙すぎる。妹よ、無闇に人を傷つけるような物言いをするもんじゃありません。
 
 
「由香ちゃん。貴女は大輔さんの第一夫人で、大輔さんの‥ご主人様の次に偉いの。でもね、偉いから謝らなくて良いわけではないし、謝らないから偉いわけでもないのよ」
 
母さんもああ言ってるぞ。
由香。にいちゃんは男女を問わず、人に優しく出来ない奴は嫌いだ。
妹よ、お前を嫌いにさせないでおくれ。
 
「‥ごめんなさい」
 
よし、ちゃんと謝ることができたな。偉いぞ。ご褒美に撫で撫でしてやろう。
とゆうわけだよ市子さん。由香も反省していることだし、さっきのことは水に流して貰えるかな。
 
「元々私の至らなさが招いた事でございます。由香様の叱責がなければ、私は今でも大輔様の御心を煩わさせていたかもしれません」
 
和服姿の美女は これからもどうか宜しくご指導お願い致します とまだ俺と繋がったままの由香に向けて平伏する。
皮肉なのか本気なのか‥多分本気なんだろうな、この台詞は。
 
市子さんの表情は、元通りの日本人形に戻ってしまっている。
ううむ。この顔を蕩かせてしまうのも楽しそうじゃのー いやその前に和服ときたらアレを試してみたいな。生娘独楽回し。
ほら、時代劇とかで悪代官とかが寝所に連れ込んだ娘さんの帯引っ張ってくるくる回しちゃうやつだ。本当に出来るのかどうか試してみたい。
 
自分で言うのもなんだが、誤解が解けたからとはいえ現金過ぎるよなあ、俺。まさに男の下半身に人格なし。いや女の下半身に人格があるのかないのかは知らんが。
 
 
 
 
 
 
と ゆうわけで成り行きとは言え、俺のハーレムの面子が三人に増えました。
僅か二日で50%増員か。月末には二桁いってたりして‥ いかん、冗談に聞こえん。
 
 
まあ、市子さんに手をつけるのは当分先になりそうだけど。まずは母さんを孕ませなきゃな。
そんな訳で、それから俺は2回連続で母さんの膣(なか)で果てた。
 
 
そして今夜も、明日の夜も、いや朝だろうと昼だろうと構わずたっぷり注いであげると‥
ハーレムの面子がどんなに増えても、母さんが妊娠するまで毎日最低一回は精を注いであげると約束した。
 
 
勿論、由香も可愛がるけどな。当然じゃないか。
問題は俺の体力が続くかどうかだが、なんとかなるだろう。
母さんも由香も作る飯美味いし。
いざとなったら、物置に居る悪魔をこき使うまでだ。 
文句は言わさん。言わせはしない。ハーレム云々はサタえもんが言い出したことなんだ。
与渡一族の繁栄のため、擦り切れる寸前まで使い倒させて貰おう。
 
せめて俺が頑張るのと同じくらいは、サタえもんにも頑張って貰わないとな。 それが相棒ってものだろう?
 

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